明日への元気 充填してほしい
2018年06月07日掲載
東原 さとみ さん
ベビーマッサージ教室 まんま 主宰
宮崎市瓜生野で「ベビーマッサージ教室まんま」を自宅開業する東原さとみさん。さまざまな経験と明るい性格を生かして、子育て期のパパママの良き相談相手となっています。
オイルを使ったマッサージを通して親子で触れ合う〝ベビーマッサージ〟。東原さんが出合ったのは、現在5歳の長女が生後5カ月の頃でした。子どもを保育園に預けながら仕事に出掛ける忙しい日々の中、母として今のままでいいのか不安を感じていました。そんな時、初めてベビーマッサージ教室に参加し、赤ちゃんの気持ち良さそうな表情を見て「このままでいいんだ」と肩の荷がすっと下りたそうです。
すっかりベビーマッサージの魅力にはまった東原さんは、福岡市でロイヤルセラピスト協会(RTA)認定ベビーマッサージ講師の資格を取得。自分と同じような悩みを持つママたちを支えたいという気持ちと、自宅教室なら子どもとの時間も増やせると思い、2014年「ベビーマッサージ教室まんま」を開業しました。「親は癒やされ、赤ちゃんは愛情に満たされる。リフレッシュできる時間を過ごし、明日への元気を充填(じゅうてん)してほしいです」。今では、遠方から来るお客さんも多いそうです。
西都市の寿司屋で生まれ育ち、高校卒業後は大阪の調理師専門学校に進学。約8年間飲食店などで働き、帰郷後もカフェや製菓会社の商品開発を手掛けた東原さん。その経験を生かし、自宅教室では東原さん手作りのランチやおやつを振る舞っています。「自分の食事は簡単に済ませがちなママたちに、ランチタイムを楽しんでもらっています」と話す東原さんは、育児に悩むママたちの背中を押すお姉さん的な存在。酵素ジュースやみそ作りなどの知識も豊富で、発酵食の親子教室を始めました。
7月に第3子を出産予定の東原さんは、現在仕事量を調整中。「子連れで気兼ねなく過ごせて、人との出会いがあるカフェを開きたい」と、新しい家族との出会いを心待ちにしつつ、次のステップを歩み始めています。