海外生活など豊かな経験、日本の伝統文化を発信する大和撫子
2017年04月06日掲載
濱田 智子さん(33歳/宮崎市)
『浜田呉服店』代表
呉服店の三代目として、着物の販売はもちろんさまざまな企画やサービスを展開する濱田智子さん。「お客さまに美しい着物姿になってもらいたい」と、伝統色彩士と和のパーソナルカラー診断士の資格を取得するなど自身を高め続けています。「実は、不安性でネガティブなんですよ」と、意外な一面も…。不安な気持ちを新しいことを始める原動力に変えているそうです。
飾らない等身大の華やかさと明るさに加え、「ワクワクすることが好き」という好奇心旺盛な性格を軸に、和の世界を極めている人々と、若い世代を含む多くの人々をつなぐ“玄関口”の役目を担っています。
大学生時代に東京で「女性起業塾」に参加し、“好き”を仕事にするということを知り、家業でもある呉服の仕事に就きたいと決意を新たにしたそう。「大好きな家族と働きたい」「伝統文化を広めたい」という思いともぴったりとリンクし、東京で2人の姉と共に着物に携わる仕事をスタートしました。
そんな中、海外への憧れを実現するためにニュージーランドへ語学留学、アメリカ・フロリダ州のディズニーワールドで開催された“ジャパンパビリオン”では日本の伝統文化を広めるスタッフとしても奮闘。海外生活を通して、見えてきたのは“日本の伝統文化、接客や気遣う心の素晴らしさ”だったそうです。
たくさんの人にも優雅でほっとする「雅(みやび)な時間」を楽しんでもらいたいと、和の文化を気軽に体験できる「お稽古ガールズ」や着物を楽しみたい人への「いろはレッスン」などを始めました。華やかで知的な大和撫子の今後の活躍から目が離せません。