経験生かし子育て世代を温かくサポート

2018年10月04日掲載

皆川 美春さん

「光が丘幼稚園」保育士 3人の子どもの母

職場では0~1歳児クラスの担任の先生。家庭では夫の留守を守り、中学生と高校生の子どもを育てる多忙な母親業。働くママとしての豊富な経験が、若い世代の育児を温かく支えています。

 光が丘幼稚園(宮崎市佐土原町)で、0~1歳児クラスの担任を務める皆川さん。同僚にも頼られる経験豊かな保育士です。

 短大卒業後、20歳で同園に就職。大好きな子どもに囲まれて楽しい毎日を送る反面、自身の未熟さから悩みも絶えなかった駆け出しの頃、支えになったのは、バレーボールにささげた青春時代の記憶でした。

 中学校の顧問の先生に導かれてその楽しさにのめり込み、名門・宮崎日本大学高等学校へ進学。3年間監督の家に下宿し、バレーから礼儀作法に至るまで徹底した指導を受けました。「落ち込んでもまた立ち上がれたのは、その頃の経験があったからこそ。中学・高校の恩師のおかげです」と話します。

 26歳の時、結婚のため退職。航空自衛隊勤務で転勤の多い夫と全国を転々としました。6回目の転勤で宮崎に戻り、パートとして再び同園で保育士に。数年後に園長先生の勧めのもと、パートから正職員へ、そしてクラス担任として働くことに。「とても不安でしたが、期待に応えたかった」と、当時を振り返ります。

 夫の単身赴任も重なり、一人で家事・育児と仕事に駆け回る日々。弱音を吐かなかったのは、「仕事とはどんなものか、身をもってわが子に示したかった」から。時間の使い方を工夫することで、多忙な毎日を乗り切っています。通勤途中で車を停め、コーヒーを飲みながらその日のスケジュールを確認。帰りは息子のサッカーの練習を見ながら、夕食の献立を決める。“一旦停止”するこの時間がとても大事なのだとか。

 保育士に復帰して10年、今の自分だからこそ果たせる役割があると感じています。「若いママたちは仕事と子育てで不安だらけ。ママたちが安心して仕事に行けるようにするのが私の仕事」と、元気いっぱいの笑顔で子育て世代を温かくサポートしています。

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