「全ての決断・行動が今につながる」 豊富な経験生かし、社員を支える

2020年11月05日掲載

証券会社の投資相談業務や派遣会社の面接官、出版社の編集営業を経て、さらなるキャリアアップを目指し、和田さんが国家資格キャリアコンサルタントと産業カウンセラーの資格を取得したのは４年前。同社が広報採用課を新設した時期と偶然重なり入社しました。応募者対応や求人広告、社内報作成など多岐に渡る業務には、これまでの経験が十分に生かされています。「子育てをしていると、仕事も家庭の状況に左右されがちです。それでも自らの興味を軸に、その時々のベストを選択してきました。今振り返ってみても無駄だった経験は一つもないんですよ」。社員のメンタルヘルスケアも役割の一つ。女性としてキャリアを積んできた和田さんだからこそ、女性社員にはより近しい立場で助言することも。「家庭と仕事の両立は簡単ではないので、不安になることも多いんです。キャリアコンサルタントとして、産業カウンセラーとして、もちろん女性としても相手が置かれた状況に共感しつつ客観的に説明することで『一人じゃないよ』と伝えています」。

わが子の成長に学ぶこと

　３姉妹の母でもある和田さんは、末娘が大学を受験するタイミングに合わせて資格取得にチャレンジしました。子どもたちが失敗を恐れず挑戦し、成長していく姿を見て、刺激を受けることも多かったそう。「『私には無理』と思わず、飛び込む勇気をもらいました。今ここにいるのも偶然のようですが、やはり行動してきた結果だと思います」。

　美術館巡りや映画鑑賞など、趣味も充実している和田さん。ワクワクすることに常にアンテナを張ることが、自身の心の健康につながっているのだとか。プライベートも仕事も好奇心の赴くままに行動し、学び続けたいと笑顔で話してくれました。