〝ワクワク〟を追求し、次の挑戦へ

2020年04月23日掲載

タニカワみおさん

『cafe & zakka nicol』オーナー 似顔絵師

綾町

 「理科の実験みたいにワクワクする」。自身の挑戦の日々をそう表現する似顔絵師のタニカワさん。2度の会社勤め、雑貨の販売スタッフを経て、趣味だった似顔絵を仕事に。今では制作活動に加えてカフェの運営に携わり、果敢に道を開いてきました。

 ポジティブなパワーがみなぎるタニカワさんですが、会社員だった当時、鬱(うつ)で休職に追い込まれたこともあったのだそう。「とにかく何も“楽しい”と感じられなくなり、大好きな絵も手に付かなくなって…。絵は自分を表現する手段だったのに、心のよりどころを失ったようで恐ろしかったです。『楽しいと感じられることがいかに幸福か』を痛感してからは、『どう生きたいか』を考え、選択できるようになりました」。
どんな仕事でも自分らしさを

 タニカワさんは4年前、綾町の自然に囲まれた一軒家を購入。知り合いのカフェオーナーと共に、1階にカフェ、2階にアトリエをオープンしました。昨年カフェオーナーが別店舗をオープンしたことを機に、予定になかった全く畑違いの“カフェの運営”を引き継ぐことに。「似顔絵師としての可能性が開けるかも…という期待から引き受けることにしました。最初は業務をこなすだけで精一杯でしたが、次第に『もっと楽しい時間を提供したい』と思うようになり、ラテにお客さまの似顔絵を描くサービスを始めるなど私だからできることを模索しています」。

 突然手にした“カフェオーナー兼似顔絵師”という肩書きを自分のものにして、新たなステージに足を踏み入れたタニカワさん。一方で、新型コロナウイルスの影響が深刻化する中、アートの力を再確認する機会も増えたと言います。「絵には心をほぐす力がある」という確信を胸に、今後も一層活躍の幅を広げていきます。

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