一人一人の思いに寄り添って縁を結び、出会う人みんなを〝幸せ〟へと導く
2017年04月27日掲載
吉田 珠子さん(55歳/宮崎市)
『A・T・Bell(エーティ・ベル)』代表取締役
宮崎市で結婚相談所を開業して23年、これまで約350組ものカップルを成婚に導いてきた吉田珠子さん。パーティー・セミナーの企画運営やお見合いのセッティングなどを担う中、一番力を入れているのが「カウンセリング」。会員それぞれの考え方や性格に合わせたサポートが行えるよう、婚活に関わることだけではなく、家族関係や仕事の悩みなど幅広くヒアリングします。
「もはや人生相談所です(笑)。すべての悩みはその人自身の“思考”でつながっているので、考え方自体を変えないと根本的には解決しないんです」と話し、「ずっと幸せでいてもらうためには、自分自身を知って、変えていくことが重要」と続けます。
そのよりよいお手伝いがしたいと、現在もカウンセリングの質向上のために、毎月東京のスクールに通って勉強を続けています。
「相談を受けるには、自分自身が精神的に安定していることが大切」と吉田さん。あまり落ち込まない“体質づくり”のコツを「悲しくても腹が立っても、一度その感情に浸りきってしまうんです。いい人を演じて我慢すると余計気持ちがくすぶるんですよ」と教えてくれました。
常に明るく笑顔のまぶしい吉田さんの下には、過去に巣立っていった元会員が遊びに来ることもしばしば。「悩み相談から始まって、とりとめのない話をし尽くした後、また元気になって帰っていかれるんですよ」とうれしそうに話します。「自分と関わる人はみんな幸せになって欲しい」という大きな目標を掲げ、今日も訪れる人と真摯(しんし)に向き合います。