子どもと過ごす“今”を大切に
2019年06月06日掲載
鈴木 沙弥香さん
『てんまぁむ〜skymum〜』 代表 2児の母
自宅の一室でハーバリウムの制作やレッスン、認定講座を開く『てんまぁむ〜skymum〜』の鈴木沙弥香さん。子どもを第一に、家族に寄り添いながら大好きな物作りを楽しんでいます(34歳/宮崎市)
静かな住宅街の一軒家。4歳と2歳の子どもの母として育児を楽しみながら、日本ハーバリウム認定講師として作品制作・販売やレッスンをしています。前職が保育士で、子育て初期は教科書通りの子育てにとらわれがちだったとか。ある日、長男の天馬くんと一緒に趣味のアイシングクッキー作りをしてみたところ、楽しい時間にとても癒やされ、「まあいいか!」と楽な気持ちで子どもと向き合えるようになったそうです。
2人目の希空(そら)ちゃんが生まれた頃、「もっと子どもと一緒に楽しめる趣味を増やしたい」と感じるように。そんなある日、夫の宏司さんがふと「これ、キレイだね」と目を留めたハーバリウムに衝撃を受けた鈴木さん。当時まだ宮崎では講師の数が少なかったこともあり、「自分がやろう!」と一念発起。家族全員で大分市まで行き、受講中は夫に子どもを任せつつ「日本ハーバリウム協会」認定講師資格を取得しました。
「私の中心は子ども。だから、『てんまぁむ』も“天馬(希空)のママ”という意味なんです。仕事のために子どもに『ちょっと待って』は言わないようにしています」ときっぱり。子どもと一緒に思い切り遊び、子どもが満足して眠れる環境を作ることを心掛けているため、寝かしつけながら自分も寝てしまうことも。「自宅での仕事は、プライベートと区別しにくい。だから常に逆算して余裕を持ったスケジュールを組むようにしています。幼稚園の行事も仕事も、とにかくメモをたくさん書くようにしています」。
最近は自分が教えた生徒と一緒にイベントに出店することもあり、仕事を通して人とのつながりや活動の広がりを感じている鈴木さん。「子どもと過ごす“今”を大切に、いつも笑顔で何事も楽しんで♪」の言葉通り、肩の力を抜きながら常にポジティブに、これからもずっと家族とともに歩んでいけそうです。