主婦目線でボタニカルライフ提案
2019年08月01日掲載
廣渡 美穂さん
『Botanical care Pluis』代表 ボタニカル研究家
知識は広く深く、レッスンは気軽に取り入れやすい主婦目線で。アロマやハーブといった植物系をライフスタイルに取り入れ、楽しく健やかな暮らしを提案する〝ボタニカル研究家〟。41歳。宮崎市。小学生2児の母。
明るい笑顔、弾ける語り口。ハーブやアロマについて親しみやすく教える廣渡(ひろわたり)さんは、「ハーブやアロマを日常に」をモットーに、セラピストや講師として県内外で活躍する“ボタニカル研究家”です。きっかけは、東京で出版社に勤務していた頃体調不良に。休職中インターネットで知ったアロマテラピーに興味を持ち、退職してアロマテラピーを学びながらハーブ専門店で働き始めました。実際に色んなハーブティーを試し、客とのコミュニケーションを重ねながら、ハーブやアロマを一生の仕事にしたいと思うように。その後、宮崎市へUターンし、アロマセラピストに転身。アロマトリートメント施術後には1人ひとりに合わせてブレンドしたハーブティーを提供。ボタニカル研究家として、ここからスタートしました。
30歳で結婚し、母になった廣渡さんは、イベント出店や家庭教育学級での講座など、レッスン講師のスタイルにチェンジ。外に出ることで交流が広がり、「こういうことできる?」との投げ掛けに対応していくうちに仕事の幅も広がったといいます。
廣渡さんの教室では“薬だけに頼らないボタニカルケア”を伝えます。「例えば“カモミール”。風邪のひき始めや腹痛時に飲んで寝ると翌日すっきり。日焼けや肌荒れのケアにも有用なので、ママのスキンケアや赤ちゃんのおむつかぶれにもおすすめです。ティーバッグを常備しておくと便利ですよ」と話す廣渡さんは、子育てや仕事で忙しい女性たちに少しでも楽になって欲しいとの思いが根底にあります。
二児の母として子育てしながらの仕事には大変さもありますが、「子育ても仕事も周りに支えてもらっているから今があるんです」と常に感謝の気持ちを忘れません。「いつかはヨーロッパで思いっ切り勉強したい!」との夢も抱きつつ、ボタニカルライフを伝え広める毎日です。