苦境を乗り越え、夢に躍進! 枠にとらわれず挑戦続ける
2021年01月07日掲載
中山真紀さん
フリーパーソナリティー 宮崎サンシャインレディ
フリーパーソナリティーの中山真紀さんがこの世界に足を踏み入れたのは、大学生の時でした。思いがけない縁からラジオ番組のパーソナリティーアシスタントを務めることになり、リスナーから届くメッセージを通じて成立する温かみのあるやり取りに心引かれたことをきっかけに、この仕事を目標にすることを決意。卒業後はテレビ局でアシスタントディレクターとして番組制作プロセスの知識を蓄え、次のステップを考えていた頃にちょうどラジオの新人パーソナリティー発掘オーディションのチャンスが舞い込み、見事合格。いよいよ本格的にパーソナリティーとしてのキャリアをスタートさせました。しかし直後、がんを患っていることが発覚。発生部位が喉に近く、夢への道が閉ざされてしまうかもしれないという不安にさいなまれながらも、親身になってくれる主治医や家族、友人の存在が励みとなり手術を乗り越えることができました。「私を支え、応援してくれる皆さんへの感謝の気持ちが、日々のモチベーションに繋がっています」と話す中山さん。当時、主治医からもらった「(あなたの)声を守るからね」という言葉は、今でも中山さんの心に深く刻まれています。
〝裏方〟の経験を生かして
以来5年間、マイクの前でその手腕を鍛え、自身の魅力を発揮してきた中山さん。並行して、宮崎大学のYoutubeチャンネルで公開する動画の撮影・編集を担うなど、メディア制作の“裏方仕事”にも熱心に取り組みます。「パーソナリティーを務める番組では、自分で企画を考えて提案することも。既存の枠を超え、そういった仕事ができるのも、制作側を経験しているからこそだと思います」と中山さん。ゆくゆくはこれらの経験を生かし、宮崎を盛り上げるための企画を打ち出してみたいと夢を語ってくれました。