人々の暮らしを支える企業の採用担当 「ものづくり」の誇りとやりがいを伝えたい
2021年08月05日掲載
伊東史絵さん
清本鐵工株式会社 管理本部 人事総務部 人事総務課
1937年創業、鉄工業へのたゆまぬ情熱で目覚ましい進化を遂げ、全国で事業を展開している『清本鐵工』。上下水道設備工事、製菓・食品機械の製造、橋の建設など環境・食品・エネルギー・インフラの各分野において、日々新たな技術開発に取り組んでいます。
延岡市・土々呂の本社を訪ねると、迎えてくれたのは伊東史絵さん。人事総務部で総務・庶務全般を担うとともに、採用活動のリーダーを務めています。同社が事業拡大に伴う採用強化にかじを切った当時、伊東さんは23歳。従来は中途採用や高卒採用が主でしたが新たに大学新卒採用の強化に踏み切りました。そのノウハウを獲得するために先輩社員とセミナーへ通い、企業説明会などにも頻繁に出向くように。初めのうちは“きちんと説明しなくては”と力んでしまいがちだった会社説明も、相手の興味や反応を見て内容を調整したり、雑談で場をほぐしたり、エピソードトークを入れたりと、マニュアルトークに終始しないコミュニケーションが取れるようになったそう。「今も初対面の方と話すのは緊張してしまいます」と話す伊東さんですが、柔和な雰囲気の中にも、芯のある “会社の顔”としての表情を垣間見せてくれます。
企業イメージの〝顔〟として
入社10年目、採用に携わった社員も徐々に増え、伊東さんが誠実に積み上げてきた仕事は確かに実を結んでいる様子。「興味をもって積極的に質問してくれ、熱意をもって『入社したい』と言ってくれる方がいればうれしいですし、そういう方と一緒に働けるとなればなおさらです」と笑顔で語ります。「多くの場合、特に採用の場だと、弊社のイメージは私の振る舞いに左右されます。“一緒に働きたい”“良い会社だ”と思ってもらえるよう、求職者の方や取引先、お客様とお話する時は、私も笑顔で気持ちの良い対応を心掛けています。BtoB企業は広く認知されにくい面もありますが、清本鐵工は常に皆さんの生活の裏側にいる会社です。その誇りを多くの方に伝えられるよう、工夫を続けていきたいです」。