延岡への溢れ出る強い思いで 「地元貢献」「まちづくり」のため新事業を展開!
2021年10月07日掲載
脇坂 千恵さん
パシック グローカルプロデュース事業部 課長
地元への愛情で「地域のために何かしたい!」と、さまざまな活動を行う脇坂千恵さん。延岡市の高校を卒業後、宮崎公立大学へ進学。在学中には同市の「若鮎レディ」として、観光PRに貢献しました。市民団体「チキン南蛮党」の一員として活動にも参加し、まちづくりや地域おこしについて、じっくりと考える機会に。「ボランティアではなく事業として収入を得て、持続可能な活動にすることも大切」と、活動における新たなシステムの構築も課題となりました。
卒業後は大手旅行会社に就職し、旅行業にまつわる知識や国家資格も得ました。数年たち「地元の人を外に連れ出すことよりも、多くの人を呼び込むことに力を注ぎたい」という思いが高まり、転職を決意。地域への思いが強い同社代表取締役・岩佐純一さんから「地元のために面白いことをやろう」と誘いを受け、脇坂さんを中心とした同事業部を発足。延岡市に人を呼び込むことに注力する旅行事業を含む三つの事業を行なっています。行政と連携した「観光まちづくり事業」では、県内外への地元PR活動も。他、地域に密着した〈困り事〉に目を向け「外国人就労者サポート」も行い、ごみの出し方や病院の利用方法などのレクチャー、地元の高校生との交流の場を設けるなどのサポート業務も。どの事業も人と人とをつなぎ、地域の社会問題を解決し、住み良いまちづくりに貢献するソーシャル事業です。思い付いたことを実現可能にするパワーと知識で、脇坂さんらしさを武器に地域の懸け橋となっています。
ECサイトで人をつなぎWEBでも地域のPRに貢献
コロナ禍で人の動きが制限される中、脇坂さんたちが新たに目を向けたのは、WEBでつながりの場を作り出すことでした。「宮崎で作られた野菜や果物などの生産物やこだわりが詰まった加工品などを多くの人に見てもらい、コロナが落ち着いたら延岡や宮崎に足を運んでもらうきっかけになれば」と、ECサイト「旅するひなた」を今年11月にスタートするため準備に奔走しています。
海や川、山などの自然、食・文化など魅力いっぱいの延岡。「なんか好き」を多くの人たちに広げ、湧き出る地元への愛を延岡の明るい未来につないでいます。