成長を続ける企業の中枢を支える!

2021年11月04日掲載

原口 幸さん

栗山ノーサン 管理部 製造管理課

都城市・33歳

 都城市で生まれ育ち、一度は県外で仕事に就くも、およそ3年前にUターン。大学では食品分野を専攻していたこともあり、せっかく“農畜産の都”に戻ってきたのならと、豚足やハラミなどの豚の副生物を使った加工品の製造を行う『栗山ノーサン』に入社しました。採用当初は工場勤務だったものの、入社2カ月で「業務課」への異動が決定。業務が多岐にわたり、会社の肝となる同部署。その立ち上げに際して、原口さんのポテンシャルを見込んだ、現在の上司でもある鳥越さんの抜てき人事でした。しかし当の原口さんにとっては青天のへきれき。各商品の製造工程・原料・調味料・包装資材に精通していなければこなせない仕事だったため、まず製造の基礎知識を勉強することからスタート。「あの時は毎日本当に必死でした」と苦労の多かった当時を振り返ります。その一方で、原口さんは着実な努力で鳥越さんの期待に応え、業務も徐々に拡大。工場のスケジュール管理や原価計算など、製造に係るあらゆるデータを抽出・管理する現在の「製造管理課」へと進化しました。「発注に一つミスがあるだけでも製造が滞ってしまう責任重大な仕事。現場や営業、何よりお客さまに迷惑が掛からないよう、綿密に段取りを組むようにしています」。そう言って見せてくれた大学ノートには、日割りの製造フローが手書きで詳細にまとめてあり、普段の丁寧な仕事ぶりがうかがえます。

より良い会社にするために提言はためらいなく

 重要な経営判断の礎となるデータをまとめる作業だけでなく、時にはそれによって明らかになった改善点を指摘したり、会社の利益向上や社員のモチベーション向上のため新たな施策を提案したりすることも。同社の安定的な発展と成長のために欠かせない役割を担っています。「相手は自分より勤続年数の長い年上男性であることが多いですが、普段から気さくにコミュニケーションを取れているので、さほど気遅れすることなく自分の意見を伝えることができています」。意見が現場に反映されず、もどかしく感じることもありますが、「会社のため、自分の仕事は責任を持ってやり通したい」という気持ちが原動力になっているのだそう。会社の中枢で、同社の成長の要を握って立つ原口さんの活躍の場は、際限なく広がっていきそうです。

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