「夢を追いかける人を応援したい」 都城・宮崎への愛が原動力に

2022年07月07日掲載

　都城市の中心市街地にある施設の管理運営、イベントの企画・運営などを行う公共施設『未来創造ステーション』に勤務する丸目梨代さんは、創業支援を中心とした仕事に従事しています。

　小学生から大学まで演劇やミュージカル、音楽に打ち込んできたという丸目さん。大学進学を機に大阪へ。学業とともに音楽活動にも励み、卒業後も夢を追いシンガーとしての活動を続けていました。そんな折、観光地としてのにぎわい・口蹄疫や新燃岳噴火のニュースが流れ、宮崎のことを考える機会が増え、「もっと故郷のことを知りたい、恩返しがしたい」という気持ちが高まり、帰郷を決意。地元・都城に戻ってからは営業職、都城市・三股町の観光資源を発掘し雇用拡大に取り組む仕事や都城市のＰＲキャラクター「ぼんちくん」に携わる仕事をしていました。ふと「やりたいことができているのかな…」と思い悩んでいた時、「好きなことを懸命に続ければ結果はついてくる」という友人の言葉を受け、やるべきことを改めて考えました。その後、地元の頑張っている人たちに出会うためにセミナーや講座に参加したり、史跡巡りをしたり、「地元を知る」ことに注力。感じた魅力を発信するためのイベントを企画主催するなどの活動に夢中になりました。

企業理念や事業に共感！

　そんな時、同社の存在を知り入社。「自分の経験が活かせる本当にやりたい仕事に巡り会えた」と、充足感に満ちる丸目さん。夢を実現する人を間近にすると元気をもらい、人をつなぐ仕事にやりがいを感じるそう。

　「明るいスーパーポジティブな性格と、素直に知りたいという気持ちの強さは、都城のまちなかのにぎわいづくりにとって貴重な存在だと感じています」と、上司からも太鼓判を押されるほど、この仕事が適任のようです。

　「自身の夢を追ってきた経験から、起業したい人、新しいことにチャレンジしたい人の不安な気持ちも分かります。そんな皆さんに寄り添い、背中を押し、力になりたいです」と、輝く笑顔で話します。“経験や歌の鍛錬を積み、定年後には地元の魅力を歌で表現し発信できるシンガーになりたい”という、新たな夢も語ってくれました。