培った経験や知識、美的センスで 特別な空間や時間を演出する
2023年01月05日掲載
小八重 町子さん
オフィスMIBA 代表
『オフィスMIBA』代表の小八重町子さん。短大を卒業後、航空会社客室部に勤務、その後、専業主婦・子育てを終え、53歳で社会復帰することを選びました。約4年前に独立し、パーティーや講演会などのコーディネート、商品開発・ブランディングなどを手掛ける同社を立ち上げました。
「幼少の頃はおままごとが大好きで、かわいいものや美しいものを見ることも好きでした。お友だちの誕生会に花を飾って演出したことも。今思えば、その時のワクワクやときめく気持ちが、今の仕事につながっている気がします」と話します。ホームパーティーから、医師の講演会まで手掛けるイベントの幅は広く、要求される目的も異なりますが、「会場に足を踏み入れた瞬間に、驚きを感じてもらいたい」と、空間コーディネートに妥協はしないと語ります。イベントやパーティーをプロデュースする際は、その依頼に応じて、各分野のプロフェッショナルに依頼してチームを結成し、主催者やゲストの皆さんに喜んでもらえるよう、チームワークを大切にしています。
年齢を気にせず「もうひと花咲かせよう」
事業の一つとして「女子力向上委員会」を立ち上げ、小八重さんと同世代の50~60代の女性を対象とし、メークアップレッスンイベントなどを行っているそうです。「年齢を気にせず、もうひと花咲かせましょう! 体力や行動は制限されても、知識や経験は武器であり魅力です。自分なんてと臆することなく、若い人たちと補い合い、まだまだ一緒に仕事ができることを知ってもらいたい」と、話します。世代を問わず周囲の人たちに元気と自信を与え、宮崎のさらなる活性化にも一役買っている小八重さん。
「専業主婦から社会復帰して9年がたち、色々な失敗もしました。今まで出会った人たちに救われながらここまで歩むことができました。同世代の人たちを応援し、宮崎からもトレンドを発信できるように、来年は大きな花を咲かせたいですね」と、目を輝かせます。