〝看護師さんの力になりたい〟 電子カルテを通して医療現場をサポート
2022年08月04日掲載
岩切 絵美さん
コア・クリエイトシステム 経営企画部
福岡の専門学校でコンピューターとデザインについて学び、卒業後は宮崎でパソコンインストラクターとして10年ほど働いた岩切絵美さん。その後、宮崎市で電子カルテシステムの開発を行う「コア・クリエイトシステム」に8年勤めています。
同社に転職後は、システム事業部とサポート事業部で電子カルテのデザインやコーダーなど、システム開発に関する経験を積み、現在は、経営企画部で社内事務や広報、採用を行っています。そんな岩切さんですが、社内で唯一、デザインとコーダーの両方ができる社員でもあることから、開発部から依頼されたシステムの画面デザインに携わるなど、その能力を認められ幅広い分野で活躍しています。
きっかけは看護師さんの気遣い
幼い頃からデザインや絵を描くことが好きだった岩切さん。学生時代に学んだパソコンの知識を生かして、ホームページの作成・デザインをする他、友人からデザインの依頼を受けるなどしていました。そして、だんだんと“デザインを生かしたモノづくりがしたい”という気持ちが強くなったといいます。
そんな時に、祖父が病気を患い入院。薬で眠っていた祖父と会話ができませんでした。すると、看護師の方が気を遣って話ができるように目覚めさせてくれたのだそうです。
「その看護師さんのおかげで、祖父と最後に話ができました。それがきっかけで、間接的にでも看護師さんの役に立てる物を作りたいと思い、電子カルテシステム開発の仕事を選んだんです」と転職のきっかけについて話す岩切さん。
患者さんの命にも関わる電子カルテ。そんな電子カルテを、医療現場の人がストレスなく使えるように、見やすく使いやすいデザインや色で気持ち的にも明るくサポートしていきたいという岩切さん。年々変わるデザインのトレンドや技術に合わせて、セミナーに参加したり雑誌を読んだりするなどして、常に周りから情報を吸収するように心掛け、スキルアップに力を注ぎ続けています。
看護師さんの力になりたいという岩切さんの人一倍の思いは、電子カルテを通じてこれからも医療現場に貢献していくことでしょう。