お客さまに寄り添うスタイルで 「仕事のやりがい」を実感

2023年03月02日掲載

宮崎産業経営大学卒業後、スズキ自販宮崎に入社し、カーライフアドバイザーとして、接客や販売、購入後のアフターフォローなどを担当している市塲未来さん。「車が好き、車に詳しいというわけではなかったのですが、就職活動時に出会った、同社の人事の担当者に引かれ、“女性が活躍する職場で働いてみたい”と志望しました」。事務職などを希望していたそうですが、任されたのは営業職。「入社当初は戸惑うこともありましたが、職場の人たちは営業も整備も職種の垣根を越えて仲が良く、分からないことがあれば聞き合ってサポートし合える働きやすい環境なので、ここまで続けてくることができました」と、話します。

お客さまの目線を大切に、分かりやすく伝える工夫

　同社では、軽自動車やファミリーカーを多く取り扱っており、購入を検討する女性のお客さまや初めて車を購入するという方も多く訪れるそうです。「どんな車が良いのか、どんな機能があるのか分からない」というお客さまの目線で、分かりやすく伝えることを心掛けることで、車の購入に不安を感じるお客さまに寄り添っています。

　免許を取得して初めて軽自動車を購入したお客さまが、数年たち結婚し、お子さんが生まれてファミリーカーへの乗り換え希望で来店されることもあったそう。「お客さまと話すことが楽しい」という市塲さんにとって、仕事のやりがいを感じる瞬間です。

　入社当初は自分のことで手いっぱいだったそうですが、数年がたち、少しずつ余裕が出てきました。職域を越えて自らＤＭデザインを提案するなど、周りのためにできることも増えてきたそうです。今後は「スズキ販売士１級資格」に合格することが目標。仕事の合間や業務終了後に勉強し、車のことはもちろん、サービスについてもより知識を深めています。

　プライベートでは、昨年の６月に結婚。休みが合うときは一緒にスノーボードに出かけたり、夫婦の趣味であるアウトドアを楽しんだりしているそうです。

　ライフスタイルが変化しても、自分を高め続け、職場の人たちと笑顔で仕事を楽しむ市塲さんの姿は輝いています。