ヒマワリに囲まれ、写真撮影などを楽しむ来場者=13日午後、高鍋町染ケ岡地区
九州有数のキャベツ産地・高鍋町持田の染ケ岡地区で13日「第7回きゃべつ畑のひまわり祭り」が始まった。総面積約83ヘクタールの畑に約1100万本のヒマワリが咲き誇っている。農家ら地域住民でつくる染ケ岡地区環境保全協議会(大脇幸広会長)主催。14日まで。
2010年の口蹄疫で堆肥が使えなくなったのを機に、復興の意味も込め地区を挙げて取り組んでいる。2日間で約2万人の来場を見込む。
「ひまわり迷路」や文字アートを施した散策路のほか、地場産品販売、トラクター試乗、ステージイベントなどを実施。宮崎市に帰省中に家族で訪れた伊藤麻子さん(40)=東京都=は「初めて来たが見渡す限りのヒマワリ畑に感動した」と楽しんでいた。
現在8割ほど開花。会場の花は持ち帰ることができ、祭り終了後は順次、緑肥として畑にすき込む。大脇会長(52)は「大雨が多くて心配したが、よく成長してくれて良かった」と話していた。