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闇照らす幻想の光 7月上旬までが見頃

2016年6月4日掲載

えびの市田代地区の用水路で飛び交うホタル(5分露光)

 えびの市田代地区の陣の池につながる水路で、多くのホタルが舞い始めている。周辺住民が毎年、水路を清掃して生息環境を整えており、訪れた家族連れらは幻想的な光のアートを楽しんでいる。

 場所は陣の池から西に約2キロ続く用水路。同地区の貴嶋俊介自治会長(67)によると、午後7時ぐらいから淡い光を放ち始め、同8時半ごろにピークを迎える。今年は5月中旬から姿が確認され、7月上旬までが見頃という。

 同自治会は年数回、用水路の清掃や草刈りを行って生息環境を整備している。ホタルの成育に影響するためカメラのストロボ撮影や車のライトで水路を照らすなどの行為は禁じている。貴嶋自治会長は「長年、住民が水路を掃除し、ホタルを保護してきた。ごみなどで汚さず、静かに観賞してもらいたい」と話している。