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半影月食うっすら 都城上空でも観測

2016年9月19日掲載
 月が地球の半影に入り薄暗く変化する「半影月食」という現象が、17日未明から明け方にかけ全国で観測され、都城市高崎町のたちばな天文台・蓑部樹生台長(70)がその様子を撮影した=写真。

 蓑部台長によると、半影月食は月が地球の影(本影)ではなく、その周りの薄暗い部分(半影)に入ることで月面が暗くなる現象。数年に一度発生し、本影に隠れてはっきりと欠けていく皆既月食や部分月食と比べて変化が小さいため、月食とは気付きにくいという。

 今回の半影月食は午前2時前に始まり、同3時54分に最大となり、同6時前に終わった。蓑部台長は「本影に近い部分に月がすっぽりと入り、肉眼でも変化を楽しめるほどの半影月食を観測できたのは4年ぶり。こうしたかすかな天体現象にもぜひ目を向けてほしい」と話していた。