「ホノルルフェスティバル」パレードでひょっとこ踊りを披露したハワイ県人会メンバーら(山本会長提供)
米国のハワイ県人会(山本浩徳会長、20人)は、ハワイで日向市の郷土芸能「ひょっとこ踊り」を広める活動に取り組んでいる。3月上旬の文化交流イベント「ホノルルフェスティバル」で本県からのツアー客とともに踊りを披露するなど魅力を発信。山本会長(45)は「陽気な踊りはハワイの雰囲気にぴったり。踊りを広めて日向のPRにも貢献したい」と話している。
同県人会は3日間で世界から数万人が集まる同イベントに毎年ブースを設置し、本県の文化などをPRしている。今年は山本会長が「ひょっとこ踊りをメーンに」と提案し、本県からの旅行ツアーを企画。イベントの目玉で各国の伝統芸能などが披露されるパレードに出場した。
パレードは同市観光協会から贈られたお面や法被を身に着けた会員とツアー参加者の計約30人が参加。ワイキキ中心部カラカウア通りの約1キロを踊りながら進んだ。腰を振るユーモラスな動きに沿道からは笑いや拍手がわき起こったという。このほか、県人会ブースでひょっとこ面をモチーフにしたオリジナルTシャツを販売し、好評だった。
山本会長は出身地である新富町への帰郷に合わせ14、15日に日向市を訪問。十屋幸平市長ら関係者らに活動を報告した。県人会は来年3月10~12日の同イベント開催時に2回目のツアーを企画。山本会長は「イベントは世界に向けてひょっとこ踊りをアピールできるチャンス。ぜひ参加して」と話している。