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みやざき犬、人気急上昇 売上額12億円突破

2015年5月5日掲載

2014年の売り上げが12億円を突破した「みやざき犬」関連商品=宮崎市宮田町のみやざき物産館KONNE

 県のシンボルキャラクター「みやざき犬」関連商品の売上額が右肩上がりに増えている。県によると、2014年は確認できただけで12億2425万円と、前年の3倍以上に増加。ゆるキャラダンス選手権で2連覇を達成した14年1月以降、知名度が飛躍的に向上、大手コンビニエンスストアの弁当や菓子のパッケージに使われるなどしたのが大幅な伸びにつながった。

 県オールみやざき営業課によると、みやざき犬は11年11月に誕生。県に使用許可を申請すれば、イラストを使った商品を販売でき、14年の関連商品数は162点に。売上額は12年8448万円(商品数147点)から13年3億8079万円(同220点)に増え、14年は前年を8億4千万円余り上回り、初めて10億円の大台に乗った。

 14年の内訳は、縫いぐるみやタオルなどのグッズ類67点、2836万円▽菓子のパッケージなど食品類75点、7億8473万円▽書籍や名刺などの「その他」は20点、4億1116万円。コンビニや菓子メーカー、出版社などが商品パッケージや学習ドリルなどに、みやざき犬を起用している。

 ただ売上額は、商品を販売している事業者115社のうち、県のアンケートに回答した54社の総額。事業者全体の半数に届いておらず、実際の額はもっと多いとみられる。また、回答者の7割近くが「みやざき犬が売り上げに効果があった」としており、同課は「今後もイベント参加などを重ね、県産品のアピールに寄与できれば」と意気込んでいる。