宮崎市高岡町内山にある国の天然記念物「去川の大イチョウ」のライトアップが１４日、始まった。時間は午後５時半～８時半で、２３日まで。葉が黄色く色づき始めており２０日ごろに見頃を迎えるという。

　大イチョウは高さ約４１メートル、幹回り約１０メートル。樹齢８００年以上とされる巨樹で地域おこしを図ろうと、２００７年からライトアップを始めた。

　この日はあいにくの雨となったが、午後５時半から巨樹の周囲に配置したライトに点灯。霧が立ちこめる夜空に黄葉が浮かび上がり、幻想的な光景が広がっていた。

　去川地区活性化委員会会長の岩見文昭さん（７０）は「徐々に葉も黄色くなっている。要望に応えてライトアップの時間を延長したので、多くの人に見に来てほしい」と話している。