宮崎県民は日本一幸せ－。民間調査会社「ブランド総合研究所」（東京）が行ったインターネット調査「都道府県　幸福度ランキング」で、本県の幸福度は１００点満点中７２．４点（全国平均６６．９点）となり、全国１位となった。特に２０代の若者の８０％が「幸せ」と回答した。

　調査は７月１２～２９日に実施した。「あなたは幸せですか」との問いに、「とても幸せ」「少し幸せ」「どちらでもない」「あまり幸せではない」「全く幸せではない」の５段階から選んでもらった。対象は１５歳以上で、各都道府県から約３４０人、計１万５９２５人から回答を得た。

　本県は３４１人が回答。２４６人（７２．２％）が「とても幸せ」「少し幸せ」と答えた。世代別では若者ほど幸福度が高く、「幸せ」と回答した割合は２０代が８０％、３０代が７９．７％だった。働き盛りとなり社会的責任が重くなる４０代は６２．７％、５０代は５９．８％と幸福度が低下し、６０代以上になると７６．４％に上がっていた。

　都道府県別では２位以下は熊本（７１点）、福井（７０．６点）、徳島と沖縄（７０．４点）と続いた。低かったのは秋田（６０．５点）、岩手（６３．３点）、東京（６３．５点）だった。

　同研究所の田中章雄社長は「宮崎はかつてハネムーンの聖地と呼ばれた。いまでも地元の若者にとってとても『幸せを感じられる県』であるようだ」と話している。