宮崎市でも観測されたネオワイズ彗星=20日午後9時32分、宮崎市金崎
今年3月、アメリカ航空宇宙局(NASA)の赤外線探査衛星によって発見された「ネオワイズ彗星(すいせい)」が20日夜、梅雨の晴れ間の広がった宮崎市でも観測された。午後9時半~同10時ごろ、北北西から北西の空にかけて、肉眼でも淡い尾を引く姿を確認できた。
同彗星は今月上旬、太陽に最も接近し、全国各地で観測事例が報告されていた。都城市高崎町のたちばな天文台長、蓑部樹生さん(74)は「今月いっぱいは肉眼でも観測できる。双眼鏡などを使うとより見えやすい」と話している。
次に太陽に近づき観測できるのは、5千年以上先とみられている。