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ダンスプロ集うDリーグ 宮崎市出身2人初参戦

2021年9月21日掲載

本県でのダンス経験を生かし、Dリーグに挑むNikiさん=写真右(LIFULL ALT―RHYTHM提供)。Dリーグ開幕に向けて練習に励むsyuichiさん=同左(KADOKAWA DREAMS提供)

 国内では初めてのダンスプロリーグとして昨年発足し、2季目が11月に開幕する「Dリーグ」に、宮崎市出身の男女2人がダンサーとして初参戦する。Niki(ニキ) Liyanage(リヤナゲ)=本名リヤナゲ錦季(にき)=さん(24)と、リーグ最年少のsyuichi(シュウイチ)=同・石川鷲一=さん(16)。2人はリーグに参入するチームに今季加入し、厳しい練習に打ち込んできた。開幕を前に「宮崎での経験を生かし、ダンスを頑張る子どもたちに夢を与えたい」と意気込んでいる。

 Nikiさんは母が同市、父がスリランカ出身で、「LIFULL(ライフル) ALT(アルト)-RHYTHM(リズム)」(東京)所属。木花小5年時からダンスを始め、同市内にある複数のスクールに通ってめきめきと上達し、宮崎日大高卒業後は米ニューヨークで“武者修行”。帰国後「DREAMS COMETRUE」などのバックダンサーを務めた。宮崎で培った技術は大きな力になっているといい、「お世話になった人に成長した姿を見せたい」と話す。syuichiさんは「KADOKAWA DREAMS」(同)に加入し、単身で8月末に上京した。2歳から複数のダンススクールで学んで表現力などを磨き、宮崎大付属中1年時に米ロサンゼルスへの短期留学などで経験を積んだ。試合に出場する8人に入るのは低くないハードルだが、「年齢は関係ない。チャンスはどこにでも転がっているということを宮崎の人たちに伝えたい」と開幕を心待ちにする。

 2人が通っていた同市のダンススクール「アートンソウルファクトリー」の野崎ケンゴ代表(52)は、「練習熱心な2人で、ダンス愛はすごい。大舞台を楽しみ、宮崎でダンスを頑張る子たちの目標になってほしい」と期待している。