賃貸住宅建設大手の大東建託(東京)が初めて発表した「街の幸福度ランキング2021」で、三股町が全国の自治体で3位を獲得した。同町は九州・沖縄エリアでは1位になった。
調査はインターネットで2019~21年に行い、全国の20歳以上の52万1456人からの回答を集計。「今あなたは幸せですか?」の質問に「非常に幸福」(10点)から「非常に不幸」(1点)までの10段階で回答してもらった。百点満点にするために10倍にして平均値を算出した結果、1位の埼玉県鳩山町(評点74・2)、2位愛媛県伊予市(72・0)に次いで、三股町(71・7)は3位となった。
自由記述のコメントでは町民から「教育施設の充実度が高く、子どもや高齢者に優しい町。コミュニティーバスが運行していて病院や買い物へのアクセスが便利」「引っ越してくる人が多く、長年住んでいる人だけではないのでなじみやすい」「静かで自然災害に遭いにくい」などの回答があった。
同社・賃貸未来研究所の宗健所長(56)は「都市近郊にあり、町内では新興住宅地があって新しい家も多い。昔ながらの人間関係だけではなく、適度な距離感のコミュニティーも要因の一つになっているのでは」と分析していた。