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加治屋蓮投手 支えてくれた地元感謝 母校の福島高で激励会

2013年12月25日掲載

後輩から握手を求められる加治屋蓮投手

 プロ野球のドラフト会議でソフトバンクから1位指名され、入団したJR九州の加治屋蓮投手(22)が24日、串間市の母校・福島高(宮野原章史校長、267人)の体育館であった激励会に出席した。1年ぶりに帰郷した加治屋投手は、後輩の前で力強く新人王獲得を誓った。

 加治屋投手は壇上で放送部員の質問に丁寧に答えた。「小さいころからプロ野球選手になろうと努力したが、高校時代は仲間と甲子園に行きたいという気持ちが強かった。3年夏は自分のミスで負けて悔いが残るが、充実した3年間だった」と話した。

 大束中時代までは無名だった加治屋投手。「福島高野球部に勧誘し、指導してくれた久保喬史監督ら、支えてくれた人に感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔を浮かべた。

 加治屋投手が所属していた大束野球スポーツ少年団14人、大束中野球部員10人も激励会に参加。後輩らの温かい出迎えに感激した様子で「プロで活躍し、串間を盛り上げたいという気持ちが強くなった。新人王を取れるように努力する。福島高の先輩である西村徳文さんのように、長く活躍できる選手になる」と意気込んだ。

 大束中野球部2年でエースの安永大地主将(14)は「加治屋投手は体格が良かった。自分も努力を重ねて速球を磨き、プロ選手になりたい」と目を輝かせていた。

 加治屋投手は同日、野辺修光市長を表敬訪問した。