キジの放鳥を見守る勝岡小の3年生
県は27日、三股町の勝岡小(和田小夜子校長、356人)で、キジ40羽を放鳥した。同校は愛鳥モデル校に指定されており、3年生47人が参加。生態などについて学び、元気よく羽ばたく姿を見守った。
県北諸県農林振興局の職員らが訪問。図書室で雌雄の区別の仕方を説明し、国鳥になっていることや高く飛ぶのは苦手で走るのが得意なことなどを紹介した。特定のつがいをつくらず、雌だけで子育てをすることなど生態も詳しく解説した。
児童たちがグラウンドで実際にキジに触れるなどした後、雄24羽、雌16羽を放鳥。3年生の川畑絢愛さん(8)は「毛がさらさらして、ふわふわしたベッドみたいだった。元気に育ってほしい」と話していた。
県は生息数の回復を目指し、1958(昭和33)年に放鳥を開始。本年度は約800羽の放鳥を計画している。