気温と湿度が高くなり、食中毒のリスクが増す時期。新型コロナウイルスの影響でテークアウトを始める飲食店が急増したことを受け、食品業界や専門家が「STOP食中毒キャンペーン」を立ち上げた。業者や消費者に食中毒を防ぐための注意点をホームページやチラシで伝えている。
(1)常温で保管しない(2)加熱したら急冷却する(3)菌数が増えやすい料理を避ける―といった調理のポイントを列挙。中心温度75度以上で1分間より長く加熱した魚や肉などリスクが低い例と、レアな肉や自家製ドレッシングなど高リスクな例を対比した表や、「真空パックとレトルトの違い」といった食中毒に関する話題も掲載する。
発案者で、飲食店向けの青果販売会社を経営する「anemosu」(東京)の浅井裕子社長は「食中毒が起き、多忙な病院や保健所に負担をかける事態を防ぎたい。購入したら、すぐに食べてほしい」と話す。同キャンペーンのホームページアドレスは
http://www.bento-takeout.jp/