新型コロナウイルスとの向き合い方を啓発するため日本赤十字社が作成したアニメーション「ウイルスの次にやってくるもの」が話題だ。動画投稿サイト「ユーチューブ」での再生回数は210万回を超えた。
見えないウイルスへの過剰な恐怖から差別や偏見が生まれ、自分が感染しても隠すようになる結果、感染がさらに拡大していく構図を、絵本のような温かいタッチの絵とナレーションで示した3分余りの作品。正しい知識と、互いの励まし合いで恐怖は乗り越えられると呼び掛けている。
日赤は新型コロナ流行を受け、医師や臨床心理士らのチームで、こうした悪循環がなぜ発生するかや、それを断ち切る方策を解説した小冊子を作成し3月にホームページへ掲載していた。
より多くの人へ伝わる形に、と4月下旬に動画を公開した。英語の字幕も付いており「世界中の人に見てほしい」(広報室)としている。
【写真】日本赤十字社作成の動画「ウイルスの次にやってくるもの」の一場面(ユーチューブから)