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新型コロナミニ知識

重症化リスク顕著な高齢者

2020-11-25
 新型コロナウイルス流行「第3波」の拡大で、東京都、大阪府、北海道などを中心に、新規感染者数とともに重症者数も増えている。重症とは、集中治療室(ICU)での治療や人工呼吸器の使用が必要な患者のこと。死亡する恐れがあるだけでなく回復にも時間がかかり、長期間の入院が必要になることが多い。

 コロナに感染した場合、重症化しやすい要因として特に影響が大きいのは高齢であることだ。

 厚生労働省が年代別の重症化率を10月時点でまとめたところ、30代を1とすると50代は10倍、60代は25倍、70代は47倍、80代は71倍と、年代が上がるほど急激に増えていた。逆に10代は0・2倍、20代は0・3倍。

 国立国際医療研究センター(東京)の大曲貴夫国際感染症センター長は、発症から7日以上たち、悪化してから病院に来る高齢者が増えている印象があると話す。病状が進むと治療の選択肢は狭まってしまう。「我慢せずぜひ早く受診してほしい」と呼び掛けている。

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