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新型コロナミニ知識

昼カラオケはマスク着用で

2020-10-27
 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した場の一つに、日中にカラオケ喫茶やスナックで歌う昼カラオケ(昼カラ)がある。国立感染症研究所などのチームの調査で、マスクなしの人は感染リスクが高いことが分かった。

 北海道での昼カラの感染例を分析した。店内でマスクを着用しなかった人は、検査陽性者(38人)の79%を占めたのに対し、陰性者では47%だった。平均滞在時間も陽性者は3時間強で陰性者の1・5倍長かった。

 カラオケを含め大声を出すと、ウイルスを運ぶ飛沫(ひまつ)の量は増える。豊橋技術科学大による分析では、カラオケなどで飛散する飛沫の量は会話の11~14倍。勢いも増し、飛距離は1・5倍になるという。

 昼カラは店の騒音対策などで3密(密閉、密集、密接)になりやすいとチームは指摘。一方で高齢者には重要な憩いの場でもある。利用を短時間にとどめ、歌う人を含む利用者全員がマスクを着けるなど、できるだけの予防策を取ろう。

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